Mastodon(マストドン)簡単まとめ

4月からユーザーが急増している話題のSNS、Mastodon(マストドン)はご存知でしょうか。TwitterやFacebookなどのユーザー獲得は頭打ちになってきていると言われていますが、最近になってマストドンは新しいSNSとして注目を浴びています。今回はマストドン特有のサービスをまとめました。

マストドンの特徴

一見すると、タイムライン上に、リアルタイムでフォローしているユーザーコメントが流れてくると言う点でマストドンとTwitterに違いはありません。では、なぜ注目されているのか?大きな特徴は2つです。
Pawoo
出典:https://pawoo.net/about

サーバーの運営ができる

Mastodon は自由でオープンソースなソーシャルネットワークです。商用プラットフォームの代替となる分散型を採用し、あなたのやりとりが一つの会社によって独占されるのを防ぎます。信頼できるインスタンスを選択してください — どのインスタンスを選んでも、誰とでもやりとりすることができます。 だれでも自分の Mastodon インスタンスを作ることができ、シームレスにソーシャルネットワークに参加できます。

※Mastodon公式文より抜粋

マストドンは、運営に必要なプログラムがオープンソースで公開されているため、知識さえあればそのプログラムを使って自分でサーバーそのものを作り運営が可能です。また、マストドンのプログラムで作ったサーバーは「インスタンス」と呼ばれます。

インスタンスをまたげる

インスタンスを超えて交流が出来るという点がマストドンの最大の強みです。Twitterが集中型と呼ばれるのに対し、マストドンは分散型と言われています。【インスタンス=星、マストドン=宇宙】とイメージしてもらえればわかりやすいかも知れません。
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図2(1)

今までのSNSは、サーバーが最大の枠組みになっており、SNSそれぞれのアカウントでログインが必要でした。しかしマストドンプログラムで作られたインスタンスであれば、基本的に全て一つのアカウントで登録できるので、複数のインスタンスを跨ぐことが可能になります。
※一部、交流ができないインスタンスもあります。

マストドンではこんな機能が!

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3つのタイムライン

全部で3つのタイムラインが存在します。それぞれの機能内で常に投稿が更新される仕様になっており、開始直後から多くの投稿が表示されることが最大の特徴です。

■ホーム
自分とフォローした人の投稿が流れます。Twitterと同じです。

■ローカルタイムライン
自分が所属しているインスタンス内の全ての公開投稿が流れます。

■連合タイムライン
ローカルタイムライン+別インスタンスでフォローしているのユーザーの公開投稿が流れます。

趣味などのインスタンスに所属すれば、ユーザーを探したりフォローしなくても、最新情報が常に見れるようになります。

ワンクッション投稿機能

■CW:投稿折りたたみ
Contents Warningの略で、簡単に訳すと「内容に注意」。主にネタばれ系、あるいは興味があるユーザーだけが発言を見れるようにするために利用されています。選択すると、投稿には自分の簡約コメントとともに「もっと見るボタン」が表示され、クリックしない限り本文が表示されません。
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■NSFW:画像折りたたみ
Not Safe For Workの略で、簡単に訳すと「職場での閲覧注意」。CWの画像版です。画像を添付するとコメント下にNSFWボタンが出てきます。選択すると、投稿に「不適切なコンテンツ クリックして表時」と自動表示され、クリックしない限り画像は表示されません。
無題

マストドン用語

■インスタンス
マストドンの運営プログラムで作られたサーバー

■Toot!(トゥート)
自分のコメントを発信すること。Twitterで言うところのツイートで、意味は「吠える!」

■Boost(ブースト)
コメントを再発信すること。Twitterで言うところのリツイート

■リモートフォロー
別インスタンスのユーザーをフォローすること

■フルハンドル
インスタンスをまたいだ時に表示されるアカウントID(自分のID@所属インスタンス名)

人気のインスタンス

mstdn.jp
日本国内の個人運営で最大のインスタンスです。このインスタンスからマストドンが注目されました。

Pawoo(パウー)
「pixiv」を運営しているピクシブ株式会社のインスタンス

friends.nico
「ニコニコ動画」を運営する株式会社ドワンゴのインスタンス

こんなインスタンスも…
鹿トドン(元:奈良トドン)
もともとは運営者が奈良県の活性化を目的として運営を始めたインスタンスでした。しかし、鹿のアカウント写真のユーザーによるなりきり投稿が話題となり、今ではユーザーがアカウント写真やユーザー名を鹿にもじったりするのがお約束になっているようです。

注意点

■アカウント削除が無い
現在アカウントが削除できないため、一度登録するとアドレスなどの個人情報はそのまま残ります。リスク回避のためにもメインのアドレスは非推奨です。また、インスタンスは個人でも作れるため、もし複数のインスタンスに所属するならば、念には念を入れて、同じパスワードの利用も避けた方がいいかもしれません。

■適当なインスタンスは選ばない
全く考えずに適当なインスタンスに入ってしまうと、更新されている情報も関係がないもので、今までのSNSと同じ使い方になってしまうため、どのカテゴリで人気なインスタンスなのか確認しましょう。また、個人情報の観点から、興味本位で怪しいインスタンスに登録することもやめましょう。

まとめ

簡単に、SNSとして新しい機能を搭載した部分をご紹介いたしました。ユーザー目線では、自分でインスタンスを選択できること、入った瞬間からトゥートが流れてくる、という2点が今までとの違いとして体感できるようです。スタートこそ個人単位だったものの、現在では大企業も参戦するまで大きく広がりを見せています。最新情報をより手軽な形で取得できるサービスとして、今後はどのような動きをみせてくれるのか楽しみです。