IoTと人口知能を掛け合わせた「AIoT」!AIoTで進化する「人間以上」のテクノロジー

IoTという言葉を聞くようになってから久しいですね。それでは「AIoT」はご存知ですか?シャープがAIoTを事業のひとつと定め、本格展開すると「ソフトバンクワールド 2017」の中期経営計画で発表がありました。今回は、AIoTの内容と、どのような活用をされていくのか例を出しておさらいしていきましょう。

AIoTとは?

シャープが提唱している、「IoT(モノのインターネット)」と「AI(人工知能)」を掛け合わせた技術を指す造語です。“モノの人工知能化”や“モノのAI”“モノのAI化”などと訳されます。この2つを駆使した製品や技術を、「人に寄り添うIoT」ビジョンとしてシャープは今後の事業の柱の一つとしています。

IoTとAI

IoTとは

世の中のありとあらゆるモノがインターネットに接続され、繋がってくるという仕組みです。
既に実現されている事例として、スマートウォッチが代表されるウェアラブル、事故防止のための車間距離測定や渋滞情報お知らせ、自動走行可能なスマートカー、電気や室温、ロックなどが遠隔でできるスマートハウス、主にスマートハウスの一部として連携して使える家電製品のスマート家電などがあります。
いわゆる「スマート化」されているモノはIoTとして成り立っていると考えられます。

AI(人工知能)とは

従来のコンピューターのような演算機能に加え、人間と同じように自ら学習し、経験から得た物事を応用することができたり、人間が使う一般言語を理解できるプログラムです。現在スマートフォンで利用できる機能やアプリ、IoT技術はAIに集約されていくと考えられます。今後さらに拡大していく分野として注目されています。

AIoTを実現するのがスマートスピーカー

名だたる世界的大企業が続々と参戦しているスマートスピーカー市場。
検索、音楽再生、通話、天気、交通情報、ラジオ、ニュース、カレンダー、タスク処理、ショッピング、決済、メッセージ、車のエンジン、スマートハウスとの連携、家電のON/OFF、各対応アプリ操作など、いろいろなデバイスを組み合わせて使っていたモノがこれひとつで音声操作で対応できます。
また、利用状況を学習し、利用者の生活にあわせたベストな情報提供を行います。未来では個人個人の「相棒」として存在しているかもしれません。

すでにAI機能搭載のスマートスピーカーはアメリカでは1100万台が出荷されています。以下では、現在発表されている中でも、大注目のスマートスピーカーをご紹介します。

「Amazon Echo」(アマゾンエコー)

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出典:https://www.amazon.com/Amazon-Echo-Bluetooth-Speaker-with-WiFi-Alexa/dp/B00X4WHP5E

この次世代デバイスの火付け役となった世界初のスマートスピーカー。シェアは市場の70%を誇り、現在ダントツ1位です。

提供:米Amazon.com
音声アシスタント:Alexa(アレクサ)
発売:2014年4月 世界初
日本価格:未販売

「Google Home」(グーグルホーム)

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出典:https://madeby.google.com/intl/en_us/home/

エコーに対抗馬としてあげられるグーグルホーム。グーグルサービスの利便性がさらに身近に。先行するアマゾンエコーを追撃します。

提供:米Google
音声アシスタント:Google Assistant(グーグルアシスタント)
発売:2016年11月
※日本では2017年内に上陸予定
日本価格:未定

「HomePod」(ホームポッド)

homepod
出典:https://www.apple.com/homepod/

音声アシスタントと言えば一番に挙がるのがこのSiri。世界のアップルの新しい技術に期待です。

提供:Apple
音声アシスタント:Siri(シリ)
発売:2017年12月予定
日本価格:未販売

「WAVE」(ウェーブ)、「CHAMP」(チャンプ)

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出典:https://www.linefriends.jp/products/317551472

韓国と日本で発売決定しているスマートスピーカー。今となっては外せない、おなじみの「LINE」サービスが音声でより簡単につかえます。

提供:LINE
音声アシスタント:Clova(クローバ)
発売:2017年秋予定
日本価格:15,000円(税別)

「Invoke」(インヴォーク)

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出典:http://www.harmankardon.com/invoke.html

あのマイクロソフトがついに2017年5月にスマートスピーカー市場に参戦。音声機器メーカーのハーマン・カードンと提携し、スピーカー性能も向上させ追い上げを狙います。

提供:Microsoft
音声アシスタント:Cortana(コルタナ)
発売:2017年秋予定
日本価格:未販売

日本ではNTTドコモがAI搭載のスマートスピーカー開発に参戦すると発表がありました。Facebookやサムスンも次々発表しています。しかしまだ日本ではそれほど浸透しているとは言えません。海外からこれらのスマートスピーカーが上陸してから国内の市場がもりあがると予想されています。

AIoTで”理解する”ドローン

新デバイスとして盛りあがりをみせているのはスピーカーだけではありません。主に空撮などで利用されている「ドローン」ですが、その安定性から、現在では宅配や農薬散布、パトロールなどにも応用されています。さらに、AI機能が搭載され、ペットのしつけや、人間では確認が困難な区域の中で活用するプロジェクトが進められています。

Drone with high resolution digital camera flying over Singapore city in Marina bay at Sinagpore.

危険なフィールドでの救助をサポート

このプロジェクトでは、アルプス山脈で遭難した人を救助するという想定でドローンを採用。
通常の監視機能に加え、対象となる要救助者を正確に認識するための映像分類機を実装し、人口知能によって正確に判別しています。また、撮影した映像をリアルタイムでユーザーに送信し、さらによく確認したい場所を指定すると、ドローンが”考えて”指定された映像のポイント把握し、ユーザーに届けることも可能になるようです。従来では非常に困難を極めた救助も、ドローンが進化することによって実現できるようになります。

故障個所の理解で点検を完全自動化に

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出典:http://www.vc-robotics.com/news/20170614/

従来の警備システムでは、人が映像を確認し、異常があるかどうかを確認していました。そこで、株式会社ブイキューブロボティクスでは、ドローン自体が故障や異常を学習・理解し、完全な点検業務の自動化を目指す実験がおこなわれています。
ここで重要なポイントは「異常が理解できる」ということ。具体的には、映し出した映像を解析し、異常個所を自動で検出。データを蓄え、問題の種類を把握し、より精巧な判断とレポーティングする、という内容で開発がすすめられています。

株式会社ブイキューブロボティクス公式サイト:http://www.vc-robotics.com/

まとめ

いかがでしたか?危険な場所での救助、高所での作業、スマート操作かつ最適な情報の提供など、ロボットでしか成し得ないことがAIoTによって、実現しつつあります。こうした今でも日々テクノロジーは進化し、私たちにとって欠かせない存在になっていくでしょう。