最新のAR技術を体験できるカードボード「Aryzon」

皆さん、最近VR という言葉は良く耳にすると思いますが、ARという言葉をご存知ですか?ARとは、「拡張現実感(Augumented Reality)」の略で、実際の景色、地形、感覚などに、コンピュータを使ってさらに情報を加える技術を指します。ARはVR(仮想現実、バーチャルリアリティ)に対する概念として扱われています。

VRとARの違い

VR(Virtual Reality : バーチャルリアリティ)は、100%コンピュータで作った風景を見せているのに対して、ARは実際に見えている風景にコンピューターで作った映像を重ねています。よって、ARとVRとは全く違います。
具体的な例を挙げるならば、VRは全く違う世界を見せることができるので、自宅にいながらディズニーランドの中を歩いている様な体験ができます。対してARでは自分の家のリビングルームのソファーにミッキーマウスを座らせることはできますが、ディズニーランドの中を歩き回ることはできない、といった違いがあります。

Aryzonとは

「Aryzon」はAR(Augmented Reality:拡張現実)が楽しめる世界初のカードボード(ダンボールで作られたヘッドマウントディスプレイ)です。
Aryzonは、実際にいる場所に立体的な奥行き、厚み、臨場感のある物や人物、乗り物といったありとあらゆる物を登場させることができます。

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出典:kickstarter

目線の前に斜め45度に貼られたマジックミラー越しに、周りの景色をはっきりと見ることができます。そのマジックミラーには、スマートフォンのタッチパネル(モニター)が映し出す映像が反射されて投影されます。
Aryzonを覗き込んでいる本人は、実際によく見る周りの風景にスマートフォンの画面が映し出す映像が重なり、まるで今いる場所に見えないものが見える様な感覚に陥らせるのです。

Aryzonの特徴

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Aryzonは、なぜスマートフォンのカメラで捉えた映像にCGを重ね合わせた画像を見せようとはしなかったのでしょうか?
iPhone7 Plusの様に遠近両用のデュアルレンズにすれば簡単に周囲の風景も奥行きを持たせ、立体化できたのですが、1枚の画像をちょっとズラして2枚の画像を作成し、それにCGを重ね合わせるにはスマートフォンの能力が足りないと判断しました。ですが、それが逆に功を奏し、多少古いスマートフォンでもARを楽しむことができるようになったのです。
重ね合わせる画像も、むやみに重ね合わせているわけではなく、Aryzonに差し込んだスマートフォンのカメラで実際の周囲の風景を撮影し解析して、例えばデスクが部屋の中にあるなら、そのデスクの上にちゃんと乗っているかの様に合成し、椅子があればまるで実際に椅子に座っているかの様に合成します。

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このように、仮想的に犬を出現させることができます。

ダンボールで作ったARデバイス

カードボードだからと言っておもちゃに毛が生えた様なものではなく本格的なAR体験ができるのがこのAryzonです。

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使い方

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使用するには、ダンボール製の「Aryzon」を組み立て、続いてスマートフォンに専用アプリをインストールし、「Aryzon」に設置します。アプリは、3D CADモデルをスマートフォン画面内に表示する役目を果たします。

「Aryzon」の仕組み

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使用者は「Aryzon」上部のガラス部分から“現実”を覗きます。そのガラス部分には、ミラーで反射したスマートフォン画面からの映像も投影されて“現実”を“拡張”します。現実の世界にホログラフィックな映像が浮かぶという仕組みになっています。

まとめ

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「Aryzon」では、スマートフォンのパワーを活用して、利用者にAR体験を提供します。スマートフォンカメラが捉えた現実に、仮想的な画像を重ね合わせることで、現実の世界に様々なものを出現させることができます。
同様の製品には、MicrosoftのHoloLensがあります。ですがその価格は30万円以上。未だその技術が発展途上にあるARを試してみるには、ちょっと厳しい価格です。ですが「Aryzon」であれば4,000円程度で試すことができます。ARの様々な可能性にトライしてみたい人にはぴったりですね。

出典:aryzon