次世代にくるのは「スマホAR」!?Google開発ARプラットフォーム「ARcore」

Googleは8月29日に、Android用のARプラットフォーム「ARcore」を発表しましたね。もともと開発していたTangoをというARプラットフォームの技術を駆使し、生まれ変わった「ARcore」ではどんなことができるのでしょうか。簡単な内容が公表されたので一緒に見ていきましょう。

ARcoreとは

Googleが発表した、通常のAndroid端末でAR(拡張現実)のコンテンツやサービスを実現可能にするためのプラットフォームです。つまり、これを利用してAndroid用のARアプリが開発できます。

もともとGoogleにはTangoというプラットフォームがありましたが、高度な技術を体験ができる半面、特殊なカメラやセンサーの搭載が必要になっていたため、開発開始の約3年前から現在に至るまでで対応している機種はPhab2 Pro(Lenovo)、Zenfone AR(ASUS)のわずか2種類。

それに対し、今回発表された「ARcore」は専用のカメラなどは一切不要です。Tango の技術を利用しながらもAndroidにもともと搭載されているカメラでARコンテンツが使えるようになるアプリ開発が可能になります。

ARCoreの3つの最新技術

バーチャルをより現実へ近付けるために3つの技術が使われています。

1.モーショントラッキング

スマートフォンの動きを検知するシステムです。
カメラの映像とIMUセンサーからのデータの利用して、スマートフォンの揺れ・動き・傾きなどを検知します。そうすることで、スマートフォンを動かしても仮想オブジェクトは現実世界に位置しているように見えます。

2.環境把握

カメラで映している映像から、水平面を把握します。
これにより、床やテーブルに配置した仮想オブジェクトが固定され、違和感なくその場にあるように表示します。

3.光の推定

環境光を感知し、仮想オブジェクトにリアルな明暗や影(向きや大きさ)をつけることができます。

ここが凄い!ARCoreでできること4つ

See

環境把握機能で、仮想オブジェクトを立体的にまるでそこにあるかのように配置できます。
一旦カメラから外して違う部屋に行き、また戻ってきてスマートフォンを覗くとそこにはまだ仮想オブジェクトが!なんてことも。

ARcore
出典:Youtube

Move

仮想キャラクターたちが勝手に踊ったり、飛び跳ねたりします。また、以下のようにこちらのイメージにあわせて仮想オブジェクトの後ろに回る、ということも可能。

ARcore1
出典:Youtube

Light

環境光の感知で、カーテンを開けると現実の人と同じように光に照らされ明るくなり、影が出来ます。直立している足もとも水平方向が検知されていて現実のような立ち方です。明るい部屋の電気を急に消されてびっくり!というリアクションをしてくれるライオンのキャラクターがかわいらしいですね!

ARcore2
ARcore3
出典:Youtube

Play

キャラクターたちはいろんな動きをしてくれます。
真剣な表情の男性の横でわざとおどけてみたり、女性にお花のプレゼント!動画でのサプライズや記念日のメッセージなどでも活用できそうですね!

ARcore4
ARcore5
出典:Youtube

スマホAR時代到来は間近?

GoogleのARcoreのご紹介をしましたが、このサービスより一足前に、Appleが2017年6月、世界的な開発者イベントWWDCで、iOS 11 から通常カメラと内蔵センサのみを使う「ARKit」というARプラットフォームを発表しています。

Androidは世界のモバイルシェア70%以上を誇る世界最大なモバイルプラットフォームです。続くiOSは約20%と、この2つがほとんどを占めています。Google「ARcore」、Apple「ARKit」は同じようにアップデートで利用が出来るようになるため、一気に拡大することが予想されます。


出典:Youtube

Googleはアップデートで1億台の端末対応を目標にしており、現時点ではARcoreのプレビュー版が以下の公式サイトで先行配信されています。
※対応機種:Android 7.0 Nouga以上のGoogle PixelとGalaxy S8

出典:ARcore公式サイト

まとめ

いかがでしたでしょうか。いままでARは専用のシステムやヘッドセットが無ければ使えない、というイメージがありましたが、世界で圧倒的なモバイルシェアの2社が今回の発表をしたともなれば、私たちが簡単にスマホでARコンテンツが利用できる日ももうすぐそこです。
ポケモンGOに代表される仮想現実を利用したゲームやサービスがさらに進化し、本当に身近にあるような非現実が味わえると思うと今から楽しみですね!