アスリートの動きを測定&視覚化。ウェアラブル技術を用いたモーション解析デバイス「TYPE-R」

スポーツ向けデバイスを開発するLEOMO, Inc.は、ウェアラブル技術を用いてサイクリストの動きを測定し可視化するデバイス「TYPR-R」の日本国内販売を開始しました。これまでアスリートの育成で課題となっていた、屋外でのモーション解析を可能とする新たなデバイスをご紹介します。

専用スタジオを必要としない、屋外でのモーションキャプチャーを実現

モーションキャプチャーによる解析を行うには、従来は専用のスタジオで測定を行わなければなりませんでした。多くのアスリートやトレーナーにとって、測定環境が実際にパフォーマンスを行う環境とは異なるため、回収したデータをその後のトレーニングに100%活用できないという点が課題となっていました。
こうした課題を解決するのが、今回発表された「TYPE-R」です。ウェアラブル端末であるため、専用のスタジオを必要とせず、屋外でのモーションキャプチャーを実現。本番と同じ条件下でアスリートの動きを分析することができるので、より実戦に即したトレーニングメニューの作成が可能となります。

 

アスリートの動きをリアルタイムで計測&視覚化

タッチスクリーンを搭載し、自転車のハンドルバーまたは手首に取り付けることができます。ANT +™対応の汎用のセンサーと接続することで、アスリートのパワーやパワーバランス、ペダルを回す速度、心拍数をスクリーンに表示することも可能。トレーナーは指導内容が正確に反映されているかを、肉眼ではなくデータとして確認できるようになります。またアスリートにとっても、フォームの修正ができているかを走行中にリアルタイムで確認・修正ができるのでパフォーマンスの向上に繋がります。

 

動作の回数や身体の傾きまでチェック

5つのLEOMOモーションセンサーを標準装備。左右の膝の上部と靴、腰の上に装着し、今まで測定できなかった動きまで測定することができます。

<5つのモーションセンサー>

① Dead Spot Score
ペダルを1開店させた際、ペダルの速度がスムーズではない箇所の大きさと位置を特定
② Foot Angular Range
ペダルを回すときに踵がどれだけ上下に動くかを測定
③ Foot Angular Range (Q1)
クランク(前側のギアとペダルとをつなぐ部分)位置が0時から3時の間で、踵がどれだけ上下に動くかを測定
④ Leg Angular Range
ペダルを回すときに太ももがどれだけ上下に動くかを測定
⑤ Pelvic Tilt
自転車選手の骨盤の前傾角度を測定

集めたデータはクラウドにアップロード

TYPE-Rで収集したデータをWifi経由でクラウドにアップロードし、パソコンから閲覧・分析できる機能を備えています。トレーナーは練習に同行せずとも、アスリートの動きのチェックと指導を行うことが可能になるので、効率的な指導が可能となります。

 

2017年12月1日より日本でも発売開始

アメリカでの発売開始以来、日本からも多数の問い合わせがあったという「TYPE-R」。現在はメールにて購入を受け付けていますが、近々オンラインサイトでの販売を開始予定。価格は8万9,800円(送料込・消費税別)になるそうです。また、希望者を対象に都内で講習会の開催を予定しているとのことなので、商品の購入や講習会への参加を希望する人は、メールにて問い合わせをしてみましょう。

お問い合わせ先
mailto:support@leomo.io

 

さいごに

現在は自転車やトライアスロンのアスリートとトレーナーをターゲットにしている「TYPE-R」ですが、将来的にはランニングやストレングストレーニングへの応用を検討しているとのこと。ウェアラブル技術の発展により、アスリートの育成環境も大きく変わってきそうですね。2020年の東京オリンピックに向け、スポーツ×ITの新技術・新サービス登場に期待ができそうです。

LEOMO, Inc.
https://www.leomo.io/

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