進化するロボット、こんなことが出来るのご存じですか?2017国際ロボット展

AI家電やスマートフォンが進化していく中で、ロボットも少しづつ進化を遂げています。今では自動運転車やロボットだけのホテルなど、20年前までは私たちの想像でしかなかった出来事が2017年、現実になりつつあります。さあ今回はそんなロボットの進化をみていきましょう。

2017年国際ロボット展開催!

今年の11月29日(水)~12月2日(土)の4日間、東京ビックサイトで国際ロボット展が開催されました。天候にも恵まれ、来場者数は130,480名。前回の来場者数(121,422名)を上回り、現在の注目度が伺えます!

ロボット展とは?

最初の開催はなんと、1974年!以降2年に一度開催しており、今年で22回目を迎えます。前回(2015年)の出展者数は446社の団体、出展小間数は1,882小間の過去最大規模となり、海外出展者は、13か国、57社に増加しています。総来場者数は12万人を超え、55か国から約7千人の海外来場者が訪れる”世界最大規模のロボット専門展”として注目を集めています。凄い人気の展示会だったんですね。ちなみに今年の出展者数は612社の団体、出展小間数は2,775小間でした!来場者数にも負けず、出展者数も増えています。

出典:http://biz.nikkan.co.jp/
国内外の最新ロボット技術・製品が終結する本展示会。「ロボット大国」と言われる日本と、世界各国のロボットメーカーおよびロボット関連企業の最新技術・関連製品を一堂に展示し、国内外の来場者との商談・技術交流を図ります。進化する知能化・情報化に対応する次世代のロボット・テクノロジーを世界に発信しています。

どんな人たちが来るの?

ロボット関連業界はもとより、電気・電子、自動車などの製造業や、介護・医療、インフラ・建設、農林水産・食品、教育など多岐にわたる業界から関係者が来場しています。このことから、幅広い業界から支持をうけていることが伺えます。またニーズに合わせた豊富な企画も行われているそうです。

今年一番の注目ロボットは?

中でも特に注目されているのは協働ロボットです!
協働ロボットとは、人と同じ空間で共に働くロボットのことで、業務の時間を短縮でき、残業をゼロにすることも可能な夢のロボットです。IDEC社、 INABA社、 三菱電機社、Nachi社、スイスに本社を置くABB社など、複数の企業が協働ロボットを展示しました。

出典:http://biz.nikkan.co.jp/

協働ロボットの問題点を改善

これまで人とロボットが同じ空間を共有して作業を行うことは、時に人間に危害を加えてしまう可能性がありました。しかし今回、トヨタの新しいT-HR3アンドロイドを始め、東京ロボティクス社など、数社が外力追従の技術を実現し問題点が軽減されてきました。

その他の注目ロボット

「T-HR3」(トヨタ)


出典:https://newsroom.toyota.co.jp/

・人間にとって有益で安全な助手となるようデザイン
・「マスター操縦システム」と呼ばれる機能を備えていて、操縦者と同じ動きをT-HR3にさせることができる
・家庭内介護、病院内、建設現場、被災地、そしてトヨタによれば外宇宙までをも含む、幅広い局面で人間のアシストを行うことができるようなデザイン

動作

「マスター操縦システム」のオペレーターは、ロボットに動きを伝えるための腕と脚の両方のカバーを装着していて、オペレーターがその場で歩いたり、腕を操作したり、人間の自然な動作を直接変換して握ったりするといった、様々な動作を行うことができます。オペレーターは、着用しているヘッドマウントディスプレイのおかげで、ロボットの視点から見ることも可能です。

「RODEM(ロデム)」(NEDO)


出典:”http://www.nedo.go.jp/

・電動車いすロボット
・福祉先進国のデンマークで実証実験を行い、CE規格を取得済
・遠隔操作機能
・座面の上下機能
・時速は最高6㎞
・11月20日(月)から販売を開始
・メーカー希望小売価格は98万円

動作

ジョイスティックで簡単に操作でき、スマートフォンでの遠隔操作も可能で、ベッドの近くまで本体を引き寄せられます。前方はフリースペースで作業しやすく、ドアをスムーズに開閉できます。後ろから乗る発想がなかったため、特許も取得したそうです。実際に足の不自由な人が、ベットからスライドして容易に移動できるため、介護者も不要です。搭乗すると視線が普通の人と同じ高さになるのも良い点です。

「AliceとAmy」(パンゴリンロボットジャパン社)


出典:http://japan.csjbot.com/

・レストランで注文を届けてくれるロボット
・自立歩行でき、フル充電で8時間稼働可能
・お客様に情報を提供
・顔認識
・関連情報を取得、評価することにより、品目及びサービスに関する調査を処理

動作

レストランの面積を事前にマッピングし、各テーブルの位置情報を登録することで、Amyが注文を届けてくれます。顧客が皿を受け取り、ロボットの手を触ると、設定された位置に戻ります。

「LBR iiwa(エル・ビー・アール・イイヴァ)」(KUKAロボティクスジャパン)


出典:https://www.kuka.com/

・人協調型ロボット(人と協調するため)
・人間の腕に近い動作が可能
・動作途中にBGMを流したり、「乾杯!」という声掛け

動作

(1)コップを洗ってセット
(2)瓶ビールを持ち、栓を抜いてコップにビールを注ぎます
(3)瓶を振って底にある沈殿物も注ぎます
(4)箱に空き瓶を戻し、コップをつかんで人に手渡します

「マルチモーダルAIロボット」(デンソーウェーブ、ベッコフオートメーション、エクサウィザーズ共同開発)


出典:http://www.denso-wave.com/

・ディープラーニング※とVR(Virtual Reality)技術を活用することでプログラミングなしでの教示を実現
・リアルタイム制御でき、不定形物を扱う複数の作業をこなすことが可能
※人間や動物の脳神経回路をモデルとしたアルゴリズムを多層構造化し、機械が自動的にデータから特徴をパターン認識をするように設計したもの

動作

人間と同様に多肢で汎用性を実現しようというもので、タオルを三つ折りにしたり、サラダを盛り付けたりします。

まとめ

技術は日々進んでいき、その注目度も高まっていく現在。日本でもロボットだけのホテルが建設されて話題を呼んでいましたが、ロボットが働き、人間がサポートをする時代はそう遠くもないのかもしれません…。今から再来年の国際ロボット展が楽しみです。

出典:2017国際ロボット展

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