ロボットがより身近に!羽田空港ロボット実験プロジェクト!!

空港は玄関であり、その国の顔といっても過言ではありません。日本では羽田空港、成田空港の利用頻度が最も高いのではないでしょうか。そんな中、羽田空港では2020年に向けて、ロボット技術の活用が不可欠だと考え「Haneda Robotics Lab」を2016年度より開設しました。
  

「Haneda Robotics Lab」とは?

労働人口者が減少したため、労働力を補う為のロボット技術の活用が不可欠だという考えから、政府が進めている「2020」プロジェクトの一つとして設立されたものです。
羽田空港へロボットを導入することで、日本社会へのロボットテクノロジーの普及と世界への発信に貢献することを目指しています。また、このプロジェクトには、ロボット開発者への実験の機会や空港を利用される方にロボットをより身近に感じてもらえるようにとの思いが込められています。

「羽田空港ロボット実験プロジェクト 2017」

特殊な環境で実験をすることで、より有効な検証やデータ収集をしてもらい、実効性の高いロボットの開発を推進するためのプロジェクトです。昨年2017年には、テーマに沿ったロボット技術を募集し、空港内での実験導入も行いました。

選抜されたロボット

昨年9月から約1ヵ月間「警備ロボット」「物流関連ロボット」「翻訳関連ロボット」 の3つのテーマで実験ロボットを募集し、その結果、以下の7台が実験ロボットに決定しました。

警備ロボット

「Reborg-X(リボーグ-エックス)」ALSOK綜合警備保障


出典:http://www.alsok.co.jp/
自律走行方式の警備、案内ロボット。
安全を優先した設計で、人や障害物に接近した際は自動停止します。
・移動、監視機能
・コミュニケーション機能
・エンタメ機能
・警備や案内
・インフォメーション機能
・音声や表示による外国語対応

空港では広い空間の見回り、侵入者の検知など警備機能について検証しています。

物流関連ロボット

「OTTO100/1500(オット・ヒャク/オット・センゴヒャク)」アルテック


出典:http://www.altech.co.jp/
マテリアルハンドリングを自動化するための自律走行型搬送ロボット。
・小型搬送用「OTTO100」(最大積載量100kg)
段ボール箱、コンテナボックス、収納箱などの荷物を、人間に変わって搬送します。

・大型搬送用「OTTO1500」(最大積載量1,500kg)
パレットやコンベア、リフターなどの機能を備え、重量物運搬も可能です。

「Relay(リレイ)」NECネッツエスアイ


出典:http://www.nesic.co.jp/
人から人へモノを運ぶ、デリバリーロボット。
人通りが多い場所でも自動で障害物を避けて、最適なルートを目的地まで自律搬送し、お客様にお土産などをお届けします。

翻訳関連ロボット

「cinnamon(シナモン)」ドーナッツ ロボティクス


出典:https://www.donutrobotics.com/
カメラと自走機能を備えた、AIとの会話も楽しめるスマートロボット。
遠隔地からスマートフォンアプリを介して、ボタンや音声での操作が可能です。
多言語でのお客様のご案内や、遠隔地からのオペレーター接続を行いながら、AI会話の音声認識率向上のためのデータ収集を行います。

「ヒアラブルデバイス」電通ライブ


出典:http://jpn.nec.com/
顔の向き・姿勢・移動情報などの常時検出が可能な9軸モーションセンサを搭載した、イヤホン型端末のプロトタイプ。各種センサから取得した情報による耳音響認証技術による本人の特定や、地磁気による屋内位置測位が可能です。
・ハンドフリーで個人認証
・屋内でも位置の推定可能
・顔の向きやユーザーの情報収集可能
・マイク、スピーカー機能

こちらは羽田空港の職員が装着予定です。人員の配置状況を把握する実験、およびマイクとスピーカを活用した音声でのハンズフリー業務支援実験を行います。

「KIZUNA(絆)」ティファナ・ドットコム


出典:https://tifana.ai/
音声とテキストでお客様からの質問に回答するAI接客システム。
音声認識、アニメーションと言語技術の連動により、人に近い自然な動きを実現します。日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語を駆使し、空港内の設備や店舗などでお客様へのインフォメーション業務実験を行います。

「ロボコット」タケロボ


出典:http://www.takerobo.co.jp/
AIと連携したタッチパネル式の対話ロボット。
チャット形式の対話画面を実装し、お客様からの質問に、テキストおよび発話での回答が可能です。また、ソフトウェア連携機能によってクラウド上でコンテンツの一元管理・配信ができるため、様々なシーンやロケーションで活用することができ、運用も簡単です。
・多言葉対応
・ガイダンス機能
・クラウド管理機能

ロボットによる外国語での自然言語対話および、同時翻訳の検証を行います。

実施期間と場所

「警備ロボット」2018年1月9日〜1月17日まで
第1旅客ターミナル2階出発ロビー南ウィング 1番時計台付近。

「物流ロボット」2018年1月15日〜1月23日まで
第1旅客ターミナル2階出発ロビー、第1旅客ターミナル1階到着ロビー中央、第1旅客ターミナル職員通路。

「翻訳ロボット」2018年1月29日〜2月9日まで
第1旅客ターミナル2階出発ロビー南ウィング 1番時計台付近のブースおよび、案内所周辺。

まとめ

空港では様々な言語が飛び交い、想定外の出来事も起こります。そうなった時にAIがあれば、少しでもスムーズに対応ができるのではないでしょうか。今回は羽田空港のみでの実験ですが、この実験が上手くいった際には、成田空港やその他の観光地でAIの姿を見かけることも多くなりそうです。2020年のオリンピックに向けて、更なる進化が楽しみです。

出典:Haneda Robotics Lab

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