Wi-Fi導入で訪日外国人の集客力向上!?インバウンド集客改善の一手を説明!

いよいよ来年夏に迫ってきた、東京オリンピック・パラリンピックの開催。56年ぶりの日本での夏季五輪開幕に、胸を躍らせている方もたくさんいらっしゃることでしょう。しかし、このスポーツの祭典を楽しみにしているのは、何も日本人だけではありません。世界中のトップアスリートたちが繰り広げる、さまざまな熱戦や、感動のドラマを生で観ようと、海を渡って多くの外国人観光客が日本に訪れることが予想されます。

訪日外国人観光客は、スポーツ観戦だけではなく、食事や観光など、さまざまな日本の文化にも触れていくはずです。そこで日本を訪れる外国人観光客を、店舗に集客するために必要不可欠となってくるのが「Wi-Fi」などの通信インフラです。今回は、訪日外国人観光客の集客になぜ「Wi-Fi」などの通信インフラが必要なのか、解説していきます。

訪日外国人の推移

日本を訪れる外国人観光客の数は、年々増加傾向にあります。日本政府観光局(JNTO)発表統計によりますと、ここ5年間の訪日外国人の数は倍以上に増加しています。2014年には約1,341万人だった訪日外国人の数も、2018年には2倍以上にもなる約3,119万人にのぼり、爆発的に増え続けています。

日本政府の取り組み事例

日本政府の取り組みとして、総務省が観光庁と連携し、地方自治体や通信・交通等の民間事業者で構成する「無料公衆無線LAN整備促進協議会」を立ち上げました。過去に観光庁が行った調査によれば、訪日外国人観光客が旅行中困ったこととして「無料公衆無線LAN環境」の問題が46.6%と非常に多く、次いで「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない」が35.7%、他にも「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」が20.2%、「SIMカードの購入」の11.9%という順番でした。

こういったアンケート結果をもとに、無料Wi-Fi環境整備の促進・周知・広報などに全力を挙げ、2017年度の同調査では「無料公衆無線LAN環境」で困った訪日外国人観光客は、21.2%まで下がっています。

業界別取り組み事例

日本政策金融公庫は、2018年6月に日本全国の企業へのインバウンド対応に関するアンケート調査を実施しました。飲食業や美容業、クリーニング業、ホテル・旅館業、映画館など、合計3,120企業を対象としています。

その結果、訪日外国人観光客の利用が多いのは、ホテル・旅館業が最も多く、次いで公衆浴場業、飲食業の順になっています。店舗への集客を実施していると答えたのも、ホテル・旅館業(70.6%)、公衆浴場業(40.7%)、飲食業(30.7%)という結果になりました。

実際に店舗への外国人観光客の集客として行っている具体的な取り組みでは、「Wi-Fiなどインターネット接続環境の整備」「メニューや施設内の案内等の外国語表記の実施」「多言語でのパンフレット、コミュニケーションツールの作成」「クレジットカード決済の導入」がありました。

ここでもやはり、Wi-Fi環境が必須条件になっていることがわかります。

なぜWi-Fi導入で訪日外国人集客できるのか?

どうしてWi-Fiを導入することで、訪日外国人観光客を店舗に集客できるのでしょうか。まず挙げられるのが、Wi-Fi環境が整っている場所であれば、普段使っている端末で、どこでもインターネット接続ができるという点です。このおかげで、快適にインターネットを楽しむことができ、ストレスフリーで必要な情報を得ることができます。Wi-Fiがあれば、観光名所や飲食店の情報などの情報をインターネットから簡単に入手できるため、日本に訪れる外国人観光客にとっては欠かせないものとなります。

もうひとつ挙げられるのが、消費を促すことができるという点です。訪日外国人観光客の中でも、とりわけ高い割合を占めているのが中国からの観光客です。
中国を始め海外諸国では、キャッシュレス決済が進んでおり、支付宝(Alipay/アリペイ)」や「微信支付(WeChat Pay/ウィーチャットペイ)」は、非常にスタンダードなQRコード決済となっています。これらは中国だけにとどまらず、世界中でも多くの国や地域で利用されています。こういった普段使い慣れている決済方法が、日本でも使えるとなると、必然的に消費喚起につながり、集客につながるというわけです。

Wi-Fi導入事例

多くの観光客でにぎわう横浜中華街の老舗店舗では、元々Wi-Fiを導入していたものの、3階建ての大きな店舗のため、1階でしかWi-Fiの電波を飛ばすことができませんでした。海外からの訪日外国人観光客も年々増えてきたこと、東京オリンピック・パラリンピックに向けた対策として、3階まで広範囲にWi-Fi環境を整備し、集客につなげたいという思いから、TP-Link社の「Deco M5」を導入しました。
その結果、1階から3階までの全てのフロアにWi-Fi環境を提供でき、快適なネット環境が整えられました。

「Deco M5」はコンパクトサイズで見た目もシンプルなため、キッチンに設置していても邪魔にならず、もし客席に近くなってもほどんど目立ちません。隅々までWi-Fiの電波が飛ばせるようになったことで、訪日外国人観光客が店舗に訪れる機会も増え、集客に大きく貢献したようです。滞在時間も長くなったことで顧客単価のアップにつながり、その効果はとても大きいものとなりました。また集客だけにとどまらず「ネットワークカメラ」を設置する環境も整えられたので、防犯にもつながったといいます。

店舗の規模別おすすめWi-Fi

一口に「Wi-Fiが必要な店舗」といっても、その業種によって規模は様々だと思います。そこでここでは、利用人数に応じておすすめのWi-Fiルーターをご紹介していきたいと思います。

利用人数10人以内

利用人数が10人以内の小規模店舗であれば、業務用のWi-Fiルーターではなくとも家庭用のWi-Fiルーターで十分安定したネット環境が提供できます。この場合は以下のWi-Fiルーターがおすすめです。

TL-WR902AC
ワイヤレス トラベルルーター TL-WR902AC
推奨接続台数:最大12台
詳細を確認したい方はこちら

利用人数50人以内

一般的な飲食店などでは、少なくとも10人、多くても50人ほどに対応できれば十分かと思います。この場合は以下のWi-Fiルーターがおすすめです。

ArcherC3150
デュアルバンド MU-MIMO ギガビット 無線LANルーター Archer C3150
推奨接続台数:最大48台
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利用人数80人以内

少し規模の大きい店舗になってくると、フロアが複数あるというケースもあるでしょう。そうなると、大人数の対応が必要になってきます。この場合は以下のWi-Fiルーターがおすすめです。

DecoM5
メッシュWi-Fiシステム (3ユニットセット) Deco M5
推奨接続台数:最大64台
詳細を確認したい方はこちら

利用人数100人以上

Wi-Fiを利用する方が100人を超える場合は、おそらくホテルや旅館などの業種になってくると思います。快適なインターネット環境を整える必要があるので、接続台数の多いWi-Fiルーター選びが大切です。こういった場合は以下のWi-Fiルーターがおすすめです。

DecoM4
メッシュWi-Fiシステム (2ユニットセット) Deco M4
推奨接続台数:最大100台
詳細を確認したい方はこちら

まとめ

近年増加傾向にある訪日外国人観光客を、効率的に集客するためには、快適にインターネット接続ができるWi-Fi環境が必須となってきます。訪日外国人観光客の多くは、店舗を選ぶ際に「Wi-Fi環境があるか否か」を目安としているともいわれています。

自治体を対象に、総務省が2017年に行った「地域におけるICT利活用の現状に関する調査研究」によりますと、具体的にインバウンド集客の取り組みとして、Wi-Fi環境を整備済み、もしくは予定の自治体は30%を超えています。そして、インバウンド観光の対策に取り組んでいる自治体の30%以上が、3~15%以上の訪日外国人観光客の増加があったと回答しています。Wi-Fi環境を整えている自治体ほど、外国人観光客数が増加していることを証明しています。

これは店舗にも同じことがいえます。しっかりとWi-Fi環境を整備し、店舗へ外国人観光客をより多く呼び込み、集客アップにつなげていきましょう!

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