無料wifiスポットの利用で失敗しないために知っておくこと

無料で使えるwifiスポットが増えていますね。どれが無料で使えるwifiか、無料ではあるものの事前に設定が必要、など手間のかかるケースもあり使い勝手が悪いと不満を感じている人も多いのではないでしょうか。
また、セキュリティ面も不安で、なかなか気軽に使えませんよね。
そこで、失敗しないための公衆wifiの利用の仕方、代表的な公衆wifiの特徴やメリットデメリットを解説します。
目次
公衆wifiを利用するときに注意点
まず、公衆wifiを利用するときに気をつけてもらいたいこと、それはwifiの通信が暗号化されていないことがあり、送受信する情報を簡単に盗聴されてしまう可能性があります。
自分のパスワードなどは入力しないこと、またなりすましの被害にあうリスクもあります。
参照:「メールも盗聴? フリーWiFi「なりすまし」の危険」
読売新聞2016年7月19日
http://www.yomiuri.co.jp/science/goshinjyutsu/20160719-OYT8T50036.html
また、wifi接続時にパスワードを入力するからといって安心はできません。共通のパスワードで同一LANにアクセスしている時点で、情報を盗み見られてしまう可能性はあります。公共の場利用する際には、ファイル共有機能を解除※したり、SSL可対応している(https~)情報のやり取りをしましょう。
※公衆wifiでファイルを利用する際に、ファイルの共有機能が有効になっていると、パソコンのファイルが読み取られたり、ウイルスなどの不正なファイルを送り込まれるケースがあります。
公共wifiを使うリスクをしっかり念頭におき、よく分からない無料wifiにはアクセスしない、重要な通信のやりとりはしない、などきちんと危機管理をした上で利用してくださいね。
それでは、代表的な公衆wifiの特徴やメリットデメリットを説明していきます。
携帯キャリア各社の公衆wifiの比較・メリットデメリット
携帯会社のwifiスポットは基本的に有料です。
お使いの携帯キャリアと違う場合は申し込みできない場合もありますので気をつけてくださいね。
docomo WiFi
有料(月額300円※契約条件により無料)wifiスポット数約15万箇所
東京メトロや、イトーヨーカドー、セブンイレブン、デニーズ、ケンタッキーや商工会議所などでも使えます。
メリット:他キャリアのユーザーでも利用できるようです。ただdocomo WiFiのみの契約だと、月額利用料は1500円になります。
デメリット:設置ポイント数は3キャリアの中でも少なめ。
ソフトバンクWiFi
有料(月額467円※契約条件により無料) wifiスポット数約45万箇所
ソフトバンクモバイルのスマートフォンやiPhone、iPadで利用できます。
メリット:設置ポイントはキャリアの中で最多。
デメリット:金額はほかキャリアに比べると高め。
ソフトバンクユーザーではないと申し込みできない。ソフトバンクBB利用者でも利用は可。
au Wi-Fi SPOT
有料(月額300円~※契約条件により無料) wifiスポット数約20万箇所
鉄道やバスなどの交通網を中心に設置が充実しているようです。
auのスマートフォンやiPhone、タブレットなどで利用できます。
メリット:通勤通学、移動中に利用したい人には、各交通網をカバーしているので便利。
デメリット:auユーザーではないと申し込みできない。
ファミレス、ファーストフード、などの公衆wifiの比較
スターバックスコーヒー
無料 wifiスポット数900店舗以上
スターバックスは早くから無料wifiを導入していて話題でしたよね。
利用には事前登録が必要ですが、最近では、SNSアカウントでも簡単に利用できるようです。
メリット:利用時間などに制限なし。通信速度も高速度で快適。
デメリット:通信が暗号化されていないので不安視も。
タリーズコーヒー
無料 wifiスポット数130店舗以上
以前は利用時間に制限があったようですが、今は利用時間も無制限なので、ゆっくり利用できますね。
また、登録の必要なく簡易的に利用できます。(利用規約に同意は必要)
メリット:無制限で利用可能。
デメリット:全国約600店舗のうち利用可能なのは、約130店舗とまだまだ利用できる店舗は少ない。
デニーズ
無料 (1日60分×2回)全店利用可
事前に登録が必要です。
メリット:全店利用可なので、対応店舗をいちいち調べる必要はありません。
デメリット:利用時間に制限がある。事前登録が必要
コンビニの公衆wifiの比較・メリットデメリット
最近では、椅子や机が置かれて、長時間滞在できるコンビニが増えてきましたよね。
そのためにもwifiが使えるからは重要です。
ローソン
無料 全店利用可 (1回60分×5回)全国12,000店舗以上
事前に登録が必要です(メールアドレスのみ)
以前はpontaカード限定のようですが、今は誰でも利用できるようになりました。
メリット: コンビニ3社の中で利用時間が長い。登録も簡易的。
デメリット:通信速度が遅いと言われてきましたが今は改善されている。
セブンイレブン
無料(1回60分×3回)全国のセブン&アイグループの店舗15,000店舗以上
事前に登録が必要です(メールアドレス・パスワード・誕生日なども登録)
メリット: セブン以外でも、LOFT、そごう、イトーヨーカドー、デニーズなどで利用可能。
デメリット: ローソンに比べると利用時間が短い。
ファミリーマート
無料 (1回20分×3回)全店利用可 全国10,000店舗以上
事前に登録が必要です(メールアドレス・パスワード・誕生日なども登録)
メリット: カフェスペースが充実しているので、ゆっくり利用できる。
デメリット:ほかコンビニに比べ利用時間が短い。
まとめ
以上、代表的な施設やサービスの公衆wifiや利用時の注意点について説明してきました。
2020年のオリンピックに向けて無料で使えるwifiスポットはさらに拡充していきます。
より便利に、快適に利用していけるようになりますが、セキュリティ面での課題も残されています。
怪しいwifi(通称:野良wifi)には接続しないように、また、個人情報や重要な情報の送受信はしない、など自衛手段をとって、トラブルに合わないように気をつけて利用していきましょう。